武士道の「美意識」を学ぶ。

お洒落なサムライ

 

笄(こうがい)は髪を掻き揚げて

髷(まげ)を形作る装飾的な結髪用具。

 

ちょんまげをしていた昔、

おサムライさんが

頭が痒い時に髪型を崩さずに掻けるようにも

使っていたものです。

 

反対側は「耳かき」としても使っていました。

 

 

たかが、結髪用具に

この芸術性。

 

いかに昔の「おサムライさん」が

お洒落だったのかわかります。

 

 

日本では、「三所物」と呼ばれる日本刀(脇差)の付属品のひとつで、

刀と一緒に持ち歩く場合も多かったものです。

 

基本的には、髪を掻き揚げやすいように頭部から

長細い二本の足が出た形をしているか棒形が一般的。

 

 

「最近の男は、格好ばかり気にして!」

などと現代でも言われますが

 

江戸時代のサムライのほうが

よっぽど

格好には気を使っていたようです。

 

 

現代人でも、アクセサリーや時計に

こんな文化レベルの高いものを

使ってはいません。

 

とは言っても、

ある程度、上の位の武士でなければ

持てなかったのは間違いありませんが・・・

 

おサムライさんが「お洒落」だったことは

よ〜くわかります。

 

こんな武士の美術品からも

彼らの感性の素晴らしさを感じるのです。

 

 

資料:wikipedia ウォルターズ美術館

You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can skip to the end and leave a response. Pinging is currently not allowed.

 

熊本武士道ツーリズム協議会ガイド研修会・令和6年

  2024年(令和6年)7月30日(火) 熊本市の くまもと森都心プラザC会議室にて 宮本武蔵先生の 「五輪書の精神理解」というテーマで 講習会をさせていただきました。     現在、私は […]

Read the rest of this entry »
 

方丈の暮らし

  ゆく河の流れは絶えずして しかも もとの水にあらず。   淀みに浮かぶ うたかたは かつ消え かつ結びて 久しくとどまりたるためしなし。   世の中にある人とすみかと また かくのごとし […]

Read the rest of this entry »
 

明けましておめでとうございます。

  令和二年(皇紀2680年) 明けましておめでとうございます。 本年も宜しくお願いいたします。   令和二年1月3日 熊本県菊池市の菊池神社にて   無双直伝英信流・菊池延寿館道場の 居合 […]

Read the rest of this entry »
 

川畑先生への感謝

  今年、夏 我が誠心館道場の 川畑安太先生がご逝去されました。     九州大会も忘年会も大掃除も いつも いらっしゃるはずの川畑先生が   そこにいない。 今でも、信じられませ […]

Read the rest of this entry »
 

特別展:侍〜もののふの美の系譜〜

  2019年9月7日(土)〜 2019年11月4日(月・振休)まで 福岡市博物館2階 特別展示室A・Bにて開催中の   「特別展 侍〜もののふの美の系譜〜」に 菊池市役所+観光協会の皆様と 参加させ […]

Read the rest of this entry »
武士道