お洒落なサムライ
笄(こうがい)は髪を掻き揚げて
髷(まげ)を形作る装飾的な結髪用具。
ちょんまげをしていた昔、
おサムライさんが
頭が痒い時に髪型を崩さずに掻けるようにも
使っていたものです。
反対側は「耳かき」としても使っていました。
たかが、結髪用具に
この芸術性。
いかに昔の「おサムライさん」が
お洒落だったのかわかります。
日本では、「三所物」と呼ばれる日本刀(脇差)の付属品のひとつで、
刀と一緒に持ち歩く場合も多かったものです。
基本的には、髪を掻き揚げやすいように頭部から
長細い二本の足が出た形をしているか棒形が一般的。
「最近の男は、格好ばかり気にして!」
などと現代でも言われますが
江戸時代のサムライのほうが
よっぽど
格好には気を使っていたようです。
現代人でも、アクセサリーや時計に
こんな文化レベルの高いものを
使ってはいません。
とは言っても、
ある程度、上の位の武士でなければ
持てなかったのは間違いありませんが・・・
おサムライさんが「お洒落」だったことは
よ〜くわかります。
こんな武士の美術品からも
彼らの感性の素晴らしさを感じるのです。
資料:wikipedia ウォルターズ美術館
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