恵光院(菩提樹まつり)
6月9日は筥崎宮のお元結縁寺である
「恵光院」にて「菩提樹まつり」があり、
参加してきました。
ここは高野山真言宗に属し
宗祖 弘法大師、
総本山金剛峯寺(和歌山県高野山)の末寺です。
明治時代、激しく吹き荒れた
神仏分離によって、
筥崎八幡宮周辺の各社坊が次々と廃滅するなか、
この難をのがれた恵光院に、
筥崎宮や各社坊に残る多くの仏像・仏画等が移され、
社坊中唯一存せる寺院として、
八幡宮守護の法燈を守り、今日に至っているそうです。
天正15年(1587年)、九州平定を終えた
豊臣秀吉公は筥崎宮に滞陣し、焼け野原になった
博多の復興を命じました。
そのおり、千利休居士は、秀吉公や
博多の豪商「神屋宗湛(かみやそうたん)」を招き、
堂の周辺で茶会を開きました。
当時、堂は筥崎宮の境内にありましたが、
明治維新の神仏分離によりここに移されました。
現在は、この堂の前に樹齢約200年の
菩提樹があり、毎年、この季節に花を咲かせることから
「菩提樹まつり」がひらかれています。
本尊は、醍醐天皇の時代に箱崎の
海中より現れたといわれる
「十一面観世音菩薩の石体座像」で
南宗時代の作と伝えられています。
ここには
お茶室もあり、今日は特別に
お抹茶をいただきました。
むかえてくれたのは
秀吉公と利休居士の博多人形。
戦国の歴史を感じながら
美味しくいただきました。
関係者の皆様に感謝いたします。
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