木村日本刀剣鍛錬所を訪ねて

 

日本刀は、

 

武士の魂として

また日本人の精神の象徴として

 

千余年の歴史を通じて

尊ばれてきました。

 

本日は、熊本県八代市の

 

木村日本美術刀剣

「赤松太郎鍛錬所」さんを

見学させていただき、

 

日本刀が誕生している現場を

取材することができました。

 

 

木村兼定(刀工銘・兼嗣)さん、

長男の

光宏(刀工銘・赤松太郎兼光)さんに

案内していただき、多くの資料や

刀を見学します。

 

以前から

木村さんのお名前は

展覧会などで様々な賞を

受賞されていらっしゃることや、

新聞などを通じて、

存じ上げておりました。

 

 

 

木村兼定さんは、

 

代々続く刀匠として、

相良藩の御用刀匠を務めた

由緒ある名門の家に生まれます。

 

そして、明治以降に

刃物鍛冶となった木村さんのご家族は

兼定さんの父・兼重さんの代から

刀匠として復活し、

 

現在は息子の光宏さん、

兼定さんの弟・馨(刀工銘 兼裕)さん

とともに作刀を、

次男の安宏さん(刀工銘・兼幸)は

研ぎ師として仕上げの

研磨に携わっておられます。

 

 

日本刀は芸術性と

精神的要素を秘めた

 

日本が世界に誇る

鉄の文化遺産と言えます。

 

この文化を守り続けた

先人達の尊い努力と苦労があり、

 

また、

それを受け継ぎ、

現在も努力しておられる

木村さんのような

現代刀工の皆様のおかげで

 

私達が今、この文化に

触れることができることに

感謝します。

 

 

砂鉄から作った玉鋼を

加熱しながら叩き、

鍛錬し、折り返し、

不純物を叩き出すという

作業を繰り返してできる日本刀。

 

それを

今度は研ぎ、

時間をかけて仕上げていきます。

 

この工程をご家族で行う

木村日本刀剣鍛錬所の皆様。

 

 

私も家族で

居合道に取り組んでおりますが

こちらの

一家で日本刀を作る現場を見て

なんだか

とっても嬉しくなりました。

 

また、

尊い日本の伝統を守り、

後世に伝えていく重要な現場だと

実感しました。

 

 

特別に拝見させていただいた

 

二人がかりで抜かないと

抜けない大きな刀。

 

その迫力、

そして「美しい」。

 

 

両手で

しっかり持ちました。

 

この他、写真では紹介できませんが

多数の日本刀を拝見し、

美しく品格のある世界に

夢のような幸せな気持ちになりました。

 

この他にも

貴重な資料もたくさん見学させて

いただき、あっと言う間に

夕方になってしまいました。

 

このような時間をいただきました

木村日本刀剣鍛錬所の皆様に

 

心より感謝いたします。

 

本日は、ありがとうございました。

今後もご指導ご鞭撻のほど

どうぞ宜しくお願いいたします。

 

 

木村光宏さん「赤松太郎兼光」BLOG

赤松太郎刀工列伝〜兼光編〜はコチラ

 

 

 

 

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3 Comments »

 
  • 平四朗吉政 より:

    こんにちわ。写真の大太刀は迫力が有ったぬでしょうね。

  • 山口耕一 より:

    僕も、「赤松太郎刀工」の刀に魅了されている一人です。九州には有名な刀匠がおられ、刀の魅力と共にその方々の人柄にも触れたいと思っていたところに、まさか、「武士道美術館」で刀匠の穏やかな人柄と共にお顔を拝見できたことに、とても感激しています。僕は、「中尾一吉刀匠」の一振りを所持していますが、刀を通して刀匠の人柄に思いをはせることがあります。今でも、憧れている「赤松太郎刀工」の刀と共に、機会があれば刀匠の人柄にも是非触れたくなりました。いつも、このような貴重な内容を発信したくださる太田先生に感謝しております。

  • 浦田定文 より:

    私も昨年訪問しました。その時に清麿写しの刀を作刀依頼しました。今では時々抜いて鑑賞しています。一文字派の太刀の写しは最高ですよ!

 

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