古今銘尽大全(安永七年)

 

こんなところに・・・

 

あの「古今銘尽大全」

(ここんめいづくしたいぜん)がある・・・

 

宗近

粟田口

國光

正宗

 

武士の時代の本は

手仕事のデザインや

装丁が素晴らしい。

 

 

 

古本屋にて

 

江戸時代を通じ、最も権威があった

刀剣目利き書

 

「古今銘尽大全」を発見。

さっそく購入しました。

 

 

東京国立博物館の画像検索でしか

見たことなかった

あの本が、普通に置いてあって、

 

これは

安永七年(1778年)の

本ですから

 

今から・・・

 

「236年前」の本。

 

まあ、よく無事だったと思います。

 

保存してこられた今までの

全ての持ち主に感謝します。

 

 

さて、

九州エリアはどうでしょう。

 

西蓮、左文字、

三池典太光世、

 

細川忠興公が愛した

金剛兵衛盛高もありますね。

 

ちなみに

この本が出来た

安永七年と言えば、

 

10代将軍「徳川家治」の時代。

一般的に知られている

老中「田沼意次」の時代ですね。

学校の授業で出て来た人物。

 

田沼は積極的に経済政策をしました。

新田開発、海外貿易の拡大

株仲間の大幅許可。

 

また、この頃は

1732年に享保の大飢饉があり、

1782〜87年に天明の大飢饉、

このあと

1833〜39年に天保の大飢饉が

ある時期なので

 

日本が苦しく

大変な時期だったのですね。

 

そんな時期を乗り越え、

さらに

幕末、西南、

日清、日露、

第一、第二の戦争を越えて

この本が普通に

博多の古本屋にあるって

凄いことだと思いました。

 

いやいや

結構、たくさん

あるのかもしれません。

 

しかし、我々のような

居合人の手元には

なかなか無いはず。

 

 

肥後を見てみましょう。

菊池の延寿系がありますね。

熊本の仲間が喜びます。

 

 

大切に後世に繋げていく

資料だと思います。

 

また、武士道美術館で

紹介していきます。

 

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