あんこう鍋と武士
「西のふぐ鍋、東のあんこう鍋」と言われ、
冬の代表的な鍋料理として
東日本で広く食べられる「あんこう鍋」。
あんこうは水深100から300m
の砂泥底に生息している深海魚で
春に産卵期を迎えるため
冬の間に体内に栄養を蓄えます。
なかでも12月から2月が最も旬で
肝には脂肪がついて
味も濃厚になるので
日本では「小寒(しょうかん)」
1月5日〜19日の時期に
多ベられます。
ちなみに
「鮟鱇武士(あんこうぶし)」とは、
口では強いことばかり言うくせに
実は臆病者で卑怯な武士を罵る言葉。
あまり良い意味ではなさそうですが、
この「あんこう」。
外見はグロテスクですが
骨以外、食べられない所がない
と言われるほど、
身、皮、胃、肝臓、卵巣、
えら、ひれ、などが食べられ
「あんこうの七つの道具」
と言われています。
中でも「あん肝」は、
「海のフォアグラ」と
称されるほどの珍味。
コレステロール値を低下させ、
美肌効果も期待できます。
江戸時代の頃から
庶民に愛されていた「あんこう鍋」
皆様いかがですか?
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