黒田官兵衛の連歌に「ふく岡」
西日本新聞で「黒田官兵衛」の記事が
掲載されていましたのでご紹介いたします。
「ふく岡」1602年見参「官兵衛の連歌に初出」
来年のNHK大河ドラマの主人公で
福岡藩の藩祖・黒田如水(官兵衛)が1602年に
記した連歌に「福岡」の地名が初めて登場して
いることが分かった。
収蔵する福岡市博物館(福岡市早良区)が9日から
連歌の展示を始めた。
如水が長男で初代藩主の長政らと催した
連歌会の歌を記した「如水公夢想連歌」の一節。
「慶長七年正月十六日」の日付で
「松むめ(梅)や 末なか(長)かれと
みとり(緑)たつ 山より つつく(続く)
さとは ふく岡(福岡)」と記され、
黒田家と福岡の繁栄の願いが込められているという。
黒田家は1600年の関ヶ原の戦いの後、現在の福岡市に入り、
翌年から警固村福崎(同市中央区)の地で築城を始めた。
その後、黒田家ゆかりの備前福岡
(岡山県瀬戸内市長船町)にちなんで地名を変えたと
されるが、改称時期は明らかではなかった。
同館(福岡市博物館)が収蔵品を整理する過程で、
「福岡」の地名が初めて登場する史料だと確認した。
調査した堀本一繁学芸員は「築城を始めて
約1 年で既に福岡の地名が使われていたことが分かる。
命名時期を確定させる手掛かりになる」と話している。
連歌は開催中の企画展会場(福岡市博物館)で
平成25年9 月1日まで展示する。(西日本新聞より)
資料:西日本新聞より(福岡市博物館蔵)
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