武士道の「道」を学ぶ

 

「武道」というものが

ある意味で「スポーツ化」したからこそ、

世界中の人達に知ってもえるようになった。

 

これは本当に素晴らしい。

 

しかし、目標を「メダル獲得」だけに置く全体の流れが

様々な問題を起こす原因なのかもしれない。

 

そもそも目標を「メダル」に置くことが

「道」ではない。

 

 

私たちの御宗家曰く、

「ひたすら続くから道、

行き止まりがあれば路地(袋小路)である」。

 

利休居士曰く

「稽古とは一より習い十を知り、

十よりかえる、もとのその一」。

 

 

もちろん、

メダルは素晴らしい。

それを目指す選手の皆様も

指導者も大変にご苦労されているだろう。

 

しかし、メダル獲得が

「武道」の最終地点なら「袋小路」となり「道」にならない。

 

 

私達が

80歳を過ぎた先生達の「居合道」に感動するのは

ひたすらに「歩き続けている姿」。

 

社会は、残酷で「勝ち負け」だらけの世界だが、

武道からは「勝敗をこえたもの」を学びたい。

 

また、何のための「道」なのか。

「礼に始まり、礼に終わる」意味を深く考えたい。

 

「メダル至上主義」が問題になり、

ある「武道」だけが取り上げられているが、

 

これは、今一度

「武道」全体で考える問題なのかもしれない。

 

 

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