博多祇園山笠(飾り山)平成25年
織田信長が褒めたたえ、
豊臣秀吉が頼りにし、
徳川家康が恐れた「戦国最強の軍師」
それが
「黒田官兵衛」
こちらは「軍師官兵衛」をテーマにした飾り山。
平成25年
7月1日(月)から、飾り山が一斉に公開され、
「博多祇園山笠」の幕が開けました。
本日は、ご神入れを終えた
飾り山笠の魅力をほんの少しですが
ご紹介します。
やって来たのは「博多 川端通」。
表「軍師官兵衛」 田中比呂志
こちらは「八番山笠 上川端通」。
NHKの大河ドラマを目前に「黒田武士」が登場。
豊臣秀吉の九州征伐で、
黒田如水(官兵衛)が
島津義久を撃退した根白坂の戦いがテーマ。
「如水(じょすい)」と号して
水の如くしなやかに生き、あくまで信義を貫き通した
その姿に「敵」さえも信頼を抱いた武士。
それが「黒田官兵衛(如水)」です。
根白坂の戦いの勇士を再現した飾り山
見事ですね。
そして
見送りは
「正木宗七博多人形献」人形師「田中勇」
黒田官兵衛、長政と共に播州(ばんしゅう)から
福岡城の鬼瓦の瓦師として博多入りした
「正木宗七(まさきそうしち)」は
瓦町(博多)に住み、
瓦の粘土で人形を作って長政に献上しました。
それが博多人形の初めと言われております。
黒田官兵衛とともに暮らしをたもつけた匠の集団
御用職、桧物師、紺谷、白銀屋、
畳屋、船大工、大工、亦大工、金具師、瓦師、
鉄砲師、研師、切附師、萬細工屋、桶屋、白土屋、
柄巻師、萱師、菓子屋、乗物師、表具屋、塗師、弓師、
鎧師、象嵌師。
その中で瓦師七家(播磨者)は
黒田家を築城普請と共に優遇された家筋集団でした。
黒田筑前五十二万五石の藩祖となった時に
博多の南側に新たに土地を与え「瓦町」と名付け、
丁役免除の「禄」を与えられていました。
その鬼瓦の名手として宗七は城瓦の粘土で
人形を作り長政に献上したのが博多人形の初めです。
こちらは十七番山笠 博多リバレイン
表「智勇誉軍師」
博多の夏は
黒田武士の美学が溢れています。
そして
こちらは博多の総鎮守・櫛田神社
7月15日の「追い山」にむけて
博多は盛り上がっています。
武士の世界が美しい飾り山で表現され、
とても嬉しく思いました。
山笠っていいですね。
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