武士の「食」を楽しもう。

死んでも食べなかった健康食

 

 

天下分け目の関ヶ原・・・

 

その決戦にて大敗し、

敗軍の将となってしまった

石田三成が、

 

処刑される前にもかかわらず

言った有名な言葉。

 

「干し柿は

痰の毒になるから食わない・・・」

 

このエピソード 皆さん

ご存知でしたか?

 

死が目前に迫っているのに

 

自らの体を気遣う三成に

まわりの武士が、

 

「今から斬首される運命にある者が

痰の養生をして何の意味がある!」

と大声で嘲笑ったのに対し・・・

 

「なんじらのような

小者の心には、もっともなこと。

しかし

大望を抱く者は、たとえ

首をはねられる間際まで、

命を惜しむもの」と言っています。

 

しかし、干し柿を調べると

痰の毒どころか

逆に「効果」があることが判明。

 

「柿」は秋冬の乾燥した空気で

傷んだ肺を潤し、

 

薬膳では

三成の言うことの逆、

むしろ「咳や喘息に良い」

「止咳平喘類(しがいへいぜんるい)」

に分類されます。

 

 

さらに

「干し柿」の表面に生じる白粉には

マンニットという成分があり、

「化痰=痰を溶かす」作用があるのです。

 

柿はビタミンAや

カリウムを多く含み

どこにも「痰の毒」という話はなく

逆に「痰」に良い薬食。

 

 

これは、おそらく

古来の医学にて

「柿は腹を冷やす」と言われていたので

そんな流れから

三成さんが勘違いした

と思われますが

 

死の間際まで

食にこだわった三成が

自分を大切にしていたことは事実。

 

その証拠に

処刑前に「水」ではなく「湯」を

所望したところからも

体を「冷やす」事にはかなり

気を遣っていますので

 

三成は自分を大切にし、

豊臣復興の野望を

ギリギリまで捨てなかった

素晴らしい武将だと思います。

 

いろいろ悪く言われる彼ですが

「大吉大一大万」と

記された家紋を用い、

 

「万民が一人のため、

一人が万民のために尽くせば

太平の世が訪れる」という

理念を持っていました。

 

最後まで豊臣のために

忠誠を誓った三成を

もっと評価するべきだと思います。

 

それにしても

「干し柿」って美味しいですよね。

 

 

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