無双直伝英信流・宗家講習会(平成25年)
無双直伝英信流は
「あなた達、一人一人のものである」
と池田宗家はおっしゃいました。
平成25年7月7日(日)
熊本県の龍田体育館において
無双直伝英信流・宗家講習会が開催。
天気は晴れ。昨日までの雨が嘘のようです。
しかし暑さは厳しい。
そして
会場となった「龍田体育館」。
この「龍田体育館」の隣りには
剣豪「宮本武蔵」の墓があります。
「宮本武蔵」は
「佐々木小次郎」と巌流島で対決した後、勝利し、
細川忠利公に仕え
武士の国「肥後・熊本」を最後の地として選びました。
武蔵が死を迎える時、
自分を認めてくれた細川忠利公、
そして「細川家の皆様に感謝したい」という願いから
彼らが「参勤交代」として通る
この道に「武蔵の墓」はたてられました。
その道が「龍田体育館」の前の
この道。
そんな
「宮本武蔵」とも縁のある この場所で
私達「無双直伝英信流」の九州地区「宗家講習会」は
開催されます。
今回は、九州各地から60名の剣士が参加。
みなさん「池田宗家」のお話を熱心に聞かれています。
ちなみに
九州は古くから武道が盛んな場所でした。
池田宗家も幼少の頃は
熊本に住んでいらっしゃったとのこと。
故郷を訪れるように
今まで何度も九州に来ていただいております。
今回は「抜刀、正座」を中心にした講習会。
いつも練習している技の剣理・術理を
御宗家から細かく解説していただきながら進みます。
目付、足、腰の高さ、など
若先生と御宗家による実演で
丁寧に教えていただきます。
ボードに書いての解説。
足の運びについては
なぜ?そうなるのかを
詳しく解説していただきました。
その後、
剣士の皆様が実際に演武。
夏の暑い中で稽古は続きます。
また御宗家は
「技を学ぶだけでなく心を学ぶことが重要」であると
教えてくれます。
そうでなければ
「日本刀」という武器を持った
たんなる殺人者を育成していることになる。
敵は自分となって
自分の心の修行のために居合道があると
御宗家はおっしゃいます。
また、池田宗家は
「無双直伝英信流は 宗家のものでもなく
この流派を学ぶ
あなた達のものである」
だからこそ、カタチだけではなく、
あなた達一人一人が「自分の心」で考えることが
重要であるとおっしゃいました。
「相手との間合い」
間違えれば「死」を意味する。
頭で想像せずに
ただ運動しているような居合道では
何の意味もない・・・
そして
技が上手ということだけ、
段を獲得することだけ、
大会で勝つことだけが居合道にあらず。
今、このように私達が「居合道」できるのは
足利末期から脈々と
人が人に伝え
全国の先生達のおかげで
「無双直伝英信流」を学ぶことができることを
忘れてはならないと
御宗家は教えてくれます。
そして
いよいよ講習会も終了。
朝10時から
午後1時までの稽古が終わり
宗家講習会は無事に終了しました。
この後、
いつも
御宗家を「熊本駅」まで
お送りいたします。
駅のホームで見送ると
何度も何度も振り返って
「ありがとう」と挨拶をされる池田宗家。
また「お会いしたい」
いつも、そう感じさせられる瞬間です。
何とお礼したらいいか・・・
本日、教えていただいたことを剣士みんなで
理解し、努力していきたいと思いました。
貴重なお時間を頂きました。
あらためて池田宗家と若先生
そして全国の無双直伝英信流の先生達に
心より感謝いたします。
本日は
どうもありがとうございました。
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