日本刀勉強会
現代社会において
「日本刀」を
実際に使用しているのは
我々、居合人や
古武術を学ぶ人達だけです。
我が
「全日本居合道連盟」の
居合道修得の目的には
日本刀を通じて
座居又は、歩行中如何なる時、
所を問わず、
刀の運用 身体の活用を会得し、
総じて精神修養、
質実剛健の精神を養い
人格の陶冶に勉め
上を敬い下を導く精神を
涵養するを目的とする。
とあります。
本日は、
そんな私達、居合人だからこその視点で
日本刀を学ぶ
勉強会を開催しました。
平成27年8月8日(土)
熊本県の「元気の森かじか」にて
誠心館夏期合宿を開催。
その合宿の「座学」にて
「日本刀勉強会」を行いました。
講師は、
無双直伝英信流
範士九段 太田誠二先生です。
もう40年以上
日本刀と共に生活をしてきた先生は
居合道と共に
日本刀の文化も
後世に繋げていきたいと考えて
いらっしゃいます。
本日は
歴史、形の変化、
そして
少しの時間でしたが「鑑定方法」や
「扱い方」などを
教えていただきました。
さて
「日本刀」が
大ブームとなっている中
素晴らしい資料が
数多く出版されています。
これも
多くの皆様のおかげですね。
最近では
書店でも「日本刀コーナー」があったり、
「コンビニ」で見かけたりもします。
おそらく、
もっと身近に「日本刀」を学びたい
方も多いんじゃないでしょうか?
いつか、多くの皆様と一緒に
勉強会したいですね。
また、
居合道を志す方でも
日本刀の歴史や鑑定については
そこまで
詳しくない方も多いはず。
今回の勉強会で
基礎となる歴史と
日本刀の特徴や
鑑定の方法を学びました。
今後、この勉強会が
進化していけたらと思います。
壁に貼られているのは
熊本県
菊池の刀鍛冶「大塚さん」から
頂いた原寸大「日本刀の押し型」で
大変、貴重な資料です。
太田先生は、以前、
この原寸代の押し型を基に
大塚さんに
日本刀を依頼。
その時の刀が
こちらです。
この刀を参考にしながら
勉強会は進みます。
先生には
居合人の視点から
日本刀を解説していただきました。
美術的な価値として
この刀はいくらだとか
そういった
日本刀鑑定も
いいとは思うのですが
金銭的な価値だけに
とらわれ
伝統文化や
職人の想いを無視することは
したくない・・・
そんな先生の想いから
現代において
武士と同じく「日本刀」を
生活の中で活用している
「居合人」だからこその視点で
学びました。
短い時間ではありましたが
とても楽しく
これからも
もっともっと
深く学んでいく価値があると思いました。
剣士の皆様も
楽しみながら
有意義な時間を過ごされていました。
You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can skip to the end and leave a response. Pinging is currently not allowed.