新島襄の贈り物(カタルパ)

 

これは5月に咲く「カタルパ」の花。

 

この花を贈ったのは

京都・同志社大学を設立した

「新島襄」で

 

私が生まれ育った

「熊本市の大江」に咲いています。

 

ここには

明治から昭和にかけてのジャーナリスト

「徳富蘇峰」と

弟で小説家の「徳富蘆花」が住んだ

旧邸があります。

 

盧花も蘇峰も、新島襄が設立した

同志社大学で学びました。

 

また、蘇峰に

この場所で義塾を開くように

薦めたのも恩師・新島襄でした。

 

大江義塾は明治15年3月、

旧居の一部を校舎にして開校、

 

19歳の塾長・蘇峰のもとに集まったのは

主に横井小楠の弟子(実学党)であった

武士や豪農の子供たちで

 

宮崎滔天など有能な人材が

巣立っていきました。

 

ところが・・・

 

明治16年末の徴兵制改正で、

この場所にあった大江義塾も

塾生が激減し存続が危ぶまれる事態と

なりました。

 

 

そんなある日、

蘇峰のもとに

この「カタルパ」の種が

届いたのです。

 

それは、植物や自然を愛する

新島襄らしい励ましの贈りものでした。

 

その後、義塾は再び勢いを取り戻し、

父・一敬が植えたカタルパも

見事に成長。

 

現在はその二世、三世が、

記念園の庭で清楚で香りの良い

花を咲かせています。

 

明治を生きた人達の情熱を

「カタルパ」から感じる一日になりました。

 

彼らが、ここで微笑んでいるような

そんな気持ちになる「優しい花」です。

 

 

明治、大正、昭和期の新島襄の

高弟六人を選び、その時代で、

何を選別し、何を目的に、

どのように成功し、あるいは失敗したか、

苦難をどう解決したか、

頼りになるものは何であったかなどを

その足跡とその時代に挑んだ

心情を解析した書

「新島襄とその高弟たち」。

興味のある方はご覧ください。

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