細川幽斎展

天下分け目の関ヶ原。
その戦いの際、天皇が勅命を出してまで
命を救いたかった一人の男。

その名は「細川幽斎」

今回は細川幽斎の
没後400年・古今伝授の間修復記念として
2010年10/6(水)〜12/19(日)まで
熊本県立美術館本館 細川コレクション永青文庫展示室にて

「細川幽斎展」が開催されます。

※会期中、展示替えがあります。

何と言っても見たいのは
田辺城籠城の後、和睦の記念に送られた名刀。

国宝・・・・

「古今伝授行平」。

いよいよ写真ではなくて
本物をその目で確かめることができます。

豊後国行平作(ぶんごのくにゆきひら) 平安時代末期〜鎌倉時代初期。

あの関ヶ原の伝説の名刀が展示されます。

※前期(11/14まで)ですので注意。

和歌の極意を伝える「古今伝授」を継承しているという理由で
天皇が勅命を出して命を救うなんて・・・

なんか芸術が戦争に勝つような
こんな美しいエピソードが残るこの日本は素敵だと思います。

細川幽斎(1534〜1610)

信長、秀吉、家康という3人の天下人から信任を受け、
和歌を始めとする諸芸に通じ、乱世を生き抜き、
細川家を大大名へと導いたサムライ。

平安時代の歌人・藤原定家の再来と言われた細川幽斎。
なんと!幽斎が亡くなった命日が定家と同じ日だったとか。

個人的に
今年、京都で行われた「冷泉家 王朝の和歌守(うたもり)展」にて
定家 直筆の書を観たばかりでしたので
幽斎の芸術を今年こうやって観れるのは本当に嬉しいです。

熊本の文化や歴史にとっても大きな存在である「細川幽斎」の展覧会を
ぜひ、観に行ってみてはいかがでしょうか?

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武士道