長木先生
誠心館道場の
長木先生がご逝去されました。
まずもって心よりご冥福をお祈りします。
61歳。
あまりにも早すぎる生涯に
今でも信じられない気持ちです。
私の実家
誠心館道場は「一級建築士」だった
長木先生の設計です。
17年前、
この道場を作る時、
我が家に何度もお越しいただいて
夜遅くまで、うちの両親と
間取りや設計のことを
話していたことを思い出します。
その後、先生とは
親戚のような付き合いで
一緒に酒を飲み、夜中まで話し、
道場に布団を敷いて、みんなで寝る
そんな家族のような存在でした。
思えば、20代の頃、
居合道に全く興味のない私に
「居合道を始めなさい」と
熱心に声をかけてくれたのも
長木先生でした。
「人生はアッと言う間だから
あの時、習っておけばよかったと
後悔しないように始めなさいよ」
その言葉が今でも心に響きます。
そして
私も弟も居合道を始め、
そのおかげで
家族だけじゃなく
居合道の皆さんとも
コミュニケーションがとれるように
なりました。
考えてみれば
長木先生は
「道場」を設計しただけじゃなくて、
親子の「絆」や、仲間との「縁」まで
設計してくれたと思いました。
本当に「ありがたい」。
そして
葬儀が終わり、私達は
西村先生と家に帰り、
長木先生との思い出を語りました。
この部屋で酒を飲み、
笑い、稽古して
一緒に過ごしたなー。
そんな話をしながら
道場を見たら
この場所で演武する長木先生を
思い出しました。
命は尽きても
いつまでも先生は私達の心に
生き続けている。
なんか
「さあ!一緒に練習しようか!」
と長木先生が
道場で演武しているような気がしました。
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長木先生のご逝去、ご冥福をお祈り申し上げます。縁がなく長木先生を存じ上げないのですが、同じ居合道を歩む者として、とても残念で淋しく感じています。これからも、長木先生の居合道への思いを偲びながら、居合道への修練を積みたいと思っています。