誠心館フランス分館(演武編)

 

いよいよフランスでの演武会です。

 

 

誠心館フランス分館・館長のイライザ先生は

うちの家紋の入った着物というイデタチ。

 

会場は、パリ14区にある「パリ国際大学都市」。

 

 

朝早くから入り口で先生を待っていてくれた「LOIC剣士」。

 

ロイックさんは様々な武道を学ぶ生粋の武道家で、

とても礼儀正しく、立派な方とのこと。

博文剣士も感動していました。

 

 

この「パリ国際大学都市」とは1925年に創立された

フランス共和国の高等教育機関で学ぶ留学生のために

作られた施設とのことです。

 

 

つまり、ここはパリで学ぶ外国の学生達のために、

それぞれの国が出資して建てた建物がたくさん並んだ

小さな国際都市なのです。

 

 

そして、今回演武を行わせていただく日本館は

別名「薩摩館」と呼ばれ、

バロン薩摩こと薩摩治郎八が私財を投じて建設した

由緒正しい建物です。

 

薩摩治郎八は東洋の貴公子とも呼ばれた大富豪で

フランス滞在の10年間で「600億円」使ったという

大豪傑な人物。

 

 

今回、演武させていただくホールのステージ上には、

藤田嗣治(ふじたつぐはる)

の大きな絵画が飾られています。

 

藤田嗣治は若い頃、

薩摩治郎八から援助を受けていたことから

この場所にこのような美術館でしか見ることのできない

大作が惜しげもなく飾られているそうです。

 

幼少時代を熊本で過ごしたことで知られる藤田嗣治。

その彼の絵の前で、熊本からやって来た誠心館道場が

演武をさせていただけることに感謝と

ご縁を感じます。

 

 

会場には関係各所からお客様がいらっしゃいました。

 

 

学都市日本館館長で、一橋大学教授の佐野様。

 

 

会場のお世話をしていただいた

(財)自治体国際化協会「CLAIR」のパリ事務所の

原田様。

 

 

左端、館長の佐野様と

右端、財)自治体国際化協会「CLAIR」のパリ事務所・所長の

黒瀬様。

 

 

日本大使館からは

在フランス日本国大使館・一等書記官の

田中様にお越しいただきました。

心より感謝いたします。

 

また、会場には多数のお客様にお越しいただき、

日本の伝統文化・居合道の世界を見学されます。

 

 

イライザ・誠心館フランス分館・館長より

フランス語による「居合道や日本刀」の説明。

 

会場の皆様の中には、

初めて居合道を見学する方もいらっしゃいます。

 

日本の伝統文化を知っていただくために

説明させていただき、演武を行います。

 

 

「神前に拝礼、刀に対し礼」という「武士道の文化」。

 

私達にとって「日本刀」は、

たんなる道具ではなく、神聖な存在です。

 

この想いはフランスで居合道を学ぶ剣士達にも

受け継がれているのです。

 

 

アラン初段とアレクサンダー初段の演武。

ほどよい緊張感が会場を包み込みます。

 

 

イライザ フランス分館長による演武。

 

 

博文剣士の演武。

 

その後、ジョージさんやウズメさんも加えての

太田先生の合同講習会。

 

 

初めて居合道をご覧になるフランスのお客様も

興味津々のご様子。

 

 

終わったあとは色々な質問や感想が飛び交います。

 

 

演武は無事終了。

フランスの皆様ありがとうございました。

 

夜は誠心館フランス分館みんなでお祝いです。

 

 

素晴らしい一日でしたね。

 

初段の皆さんは、演武会は緊張されたと思いますが、

良い経験になったと思います。

 

先生達も本当に良かったですね。

 

 

 

これもフランスの皆様、

関係者の皆様、

 

そして無双直伝英信流・池田宗家、福井宗家。

また

全日本居合道連盟の皆様のおかげです。

心よりお礼申し上げます。

 

 

そして帰国。

 

長かったフランスの旅。お疲れさまでした。

空港に迎えにいきます。

 

 

日本で待っていた孫との再開。

 

 

みんな無事に帰って良かったです。

 

 

その頃、日本では、西日本新聞に大きく

パリでの演武の記事が掲載。

 

フランスと日本。

遠く離れ、言葉も違う国で

 

「武士道」を学ぶ人達がいる。

 

彼らの情熱に刺激され感動しました。

私達もまた一歩ずつ修行していきます。

 

皆様、本当にありがとうございました。

 

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