誠心館フランス分館(ベルサイユ編)

 

前回に引き続き、

博文剣士のフランスレポート(その2)です。

 

この日は朝から

誠心館フランス分館のアレックスさんと

ベルサイユに住んでいるイライザ剣士の古くからの親戚、

イサベルおばさんの家に。

 

博文剣士も太田先生も

以前フランスへは旅行で来たことがあるのですが、

そのときはツアーだった為、

あまりフランスの人と直に触れ合う機会がなく、

今回の旅行では

一度フランスのご家庭にお邪魔させていただきたいと、
イライザ剣士にお願いしたところ、

イサベルさんが快くご招待くださったとのこと。

ありがたいですね。

アレックスさんの車でベルサイユへ

 

 

アレックスさんの愛車は日本ではあまり見かけない
シトロエンの「ピカソ」

天井部分に大きく窓がとられていて、パリの町並みを
観光するにはもってこいの最高の車。

 

ちなみに、ご存知フランスの駐車事情。

私もパリで見たことがありますが、

この日本なら絶望的な状況でもパリっ子は

ぶつけながら、車を出します。

「バンパーはぶつけるためにある」と言わんばかりです。

 

 

そうこうしているうちにベルサイユに

 

 

一度イサベルさんのお家にお邪魔して、それからバスで
近所のベルサイユ宮殿へ

 

 

右がイサベルさん。とても品の良いご婦人ですね。

 

 

ベルサイユ宮殿はバスで3分くらいのご近所にあります

 

 

到着後、アレックスさんがおもむろにバックから

何かを取り出し渡してくれたそうで

 

 

見てみると名前入りの事前予約の入場チケット。
このチケットがあれば入場時に長時間並んで入場券を
窓口で購入する必要が無く、宮殿に直接入れます。

しかもラミネートまでする気配り。

この「おもてなしの心」。素晴らしい!

 

こんな優しい人が

居合道を学ぶっていうことに感動します。

 

 

長蛇の列を横目に宮殿内へ

 

 

フランスの芸術を満喫したようでした。

武士道の世界と違うところが面白いですね。

 

そして
ふたたびイサベルさんのお宅へ

 

 

こちらがイサベルさんのご主人。ベルナールさん
どことなく品がよく、威厳があり、絵に描いたような紳士。

若い頃の写真を見せてくださいとお願いすると、
「無い。」とおっしゃるのでビックリしているとイサベルさんが
奥から探して引っ張り出してきてくださったとのこと。
どうやら「私は過去は振り返らない」とのことらしい。
写真はイサベルさんが管理してくれていたようです。
かっこいいですね。

 

 

若い頃のベルナールさん。
フランス海軍の潜水艦の艦長だったそうです!
息子さんも現在、海軍の潜水艦の高官とのこと。

 

 

写真の左はミッテラン大統領。

 

 

壁に富士山らしき山の絵を見かけたので聞いてみたところ、

幕末に先祖が日本に来たらしく、

初めて富士山に登った外国人の一人だったそうです。

 

 

さらには、何気なくこの置物を質問してみると

こちらも先祖とのことで、ナポレオンに仕えていた

いわゆる戦国武将みたいな方だそうです。

いまでもパリに彼の名前の通りがあるとのこと。

ただ者ではないですね。

 

 

ご近所にお住まいのフランス人二世サトウさんも一緒に
楽しくお食事。

 

 

普通の旅行では絶対に味わえない

フランスの家庭料理を

さらに!

日本から来た初対面の2人にたくさん振舞ってくれるなんて

感謝です。本当にありがたいですね。

 

 

もちろんおいしいチーズとワインも一緒。

博文剣士も太田先生も

とても美味しかったとのことでした。

 

 

食べてしまった後に聞くと、この器は

セルヴィス・ルソー」の作品。

なんというおもてなしの高さ!

 

 

太田先生曰く

「居合道のおかげでフランスの皆様とも

文化交流ができた」とのこと。

このような機会に恵まれ本当に良かったですね。

 

遠く離れていても私達は、

同じ地球の中に住む仲間であり家族のようなもの。

あらためて

フランスの皆様に心より感謝いたします。

本当にありがとうございました。

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