あけましておめでとうございます。
平成二十五年(2013年)
あけましておめでとうございます。
新春を迎え皆様のご健勝とご多幸を
心よりお祈り申し上げます。
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。
さて
新春の我が家は、
一月の二日に初稽古を行います。
平成八年に
山形県にある林崎居合神社から
分霊していただき、道場が誕生してから、
毎年、恒例の行事です。
神聖な張りつめた空気の中、
日本刀の音が道場に響きます。
無双直伝英信流の技を稽古すると
身体が暖かくなり、
外のしんしんと冷え込む寒さを
忘れてしまいます。
また、
親子でありながらも
一度、道場に入れば師匠と弟子。
それは細かく、厳しい指導。
容赦ないダメ出しが無数に飛んできます。
ちなみに世の中は
父親が子供に媚びを売る家族も増えているとか。
我が家では考えられません。
居合道という伝統が
家の中に深く存在することもあり、
父親に圧倒的な存在感がある
不思議な家になっています。
なんと言いますか・・・
親子でありながら、職人の世界にある
師匠と弟子の関係のようなものですね。
たまに辛い時もありますが、
いつも厳しく教えてもらえることに感謝しています。
約3時間。
稽古を終え、
日本刀に礼、神前に礼、掃除をして終了。
家の中に道場と林崎居合大明神が存在しますので
正月はこの儀式から始まらないと
一年が始まらないのです。
そして、
今度は刀のお手入れ。
子供達が持っているのは
私と弟が子供の頃に使った日本刀(模造刀)。
ちょっと・・・不思議な光景ですよね。
し〜んと無言で波紋を見る4歳と5歳の子供達。
日本刀の「にぎりかた」を、おじいちゃんに教えてもらう孫。
もちろん、大人がいない時は触らせません。
怪我のないように細心の注意を払っています。
しかし、子供達は自然に
大人達が居合道の練習をする時は、
危ないとわかっていて別の部屋で遊びます。
私も弟も、そうやって先生達の練習を見ていました。
我が家では、飼っている犬も
居合道の道着に着替えると、
何も言わなくても「す〜っ」と別の部屋に移動します。
昔の武士も、こんな感じだったのかもしれません。
それから、
私は
いつも家の中に日本刀があったので
子供の頃、
どのご家庭にも一家に一本、
必ず日本刀があると本気で思っていました(笑)
それでは
刀への礼を習います。
礼にも正式な型があります。
世界中で
道具に礼をして始まり、礼をして終わるのは
日本独自・
居合道ならではの文化なのではないでしょうか。
それでは全員で
「刀に対し礼」
日本刀は私達に日本人にとって
神聖なものなのです。
さて
稽古の後は、日本刀の勉強会。
どれだけ好きなんでしょうか(笑)
母親達・女性陣は
別の部屋で料理したり、TV見たり。
男は部屋に集まって日本刀の勉強会。
子供達も
よくわからないけど
日本刀を見てる。
なんか興味があるんでしょうね。
私も弟も、こんな感じでした。
こんな私達ですけど
どうぞ皆様、
本年も宜しくお願いいたします。
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