みずあかり(秋の熊本お城祭り)

 

一昨日の土曜日は

熊本県立劇場で開催された

武者小路千家の次期家元

千宗屋さんの講演を拝聴させていただきました。

 

利休からおよそ400年続く伝統の茶の湯を現代に伝える

宗屋さんの素敵なお話に引き込まれ

2時間が「アッ」という間で

楽しい時間を過ごすことができました。

 

 

会場で細川護光さん、

肥後古流・白水会の皆様にもお会いでき、

肥後金工を研究する私にとって

貴重な時間を過ごさせていただきました。

 

関係者の皆様に心よりお礼申し上げます。

 

 

その後、肥後古流の小堀宗家と

熊本市街で開催されている

「秋のくまもと・お城祭り」を見学。

 

「みずあかり」と呼ばれる市民の手で作られた

あかりの芸術がとても美しかったのでレポートいたします。

 

 

清正公の像が昼間とは違った雰囲気に。

大学生の皆さんによる作品とのこと。

美しいですね。

 

 

ライトアップされた熊本城も遠くに見えて

なんか戦国時代の合戦に参加したような気がしました。

 

 

この「みずあかり」は、2004年から始ったそうです。

 

年を追うごとに熊本の新しい市民の祭りとして

賑わいを増しています。

 

 

「みずあかり」のコンセプトは、

故郷・熊本の魅力を再発見すること。

 

秋の夜のシンボルロード一帯、

花畑公園、熊本城長塀前・坪井川を

2日間で54,000個の「ろうそく」の灯りが彩ります。

 

 

花畑公園では、

神事を終えた神聖な阿蘇の中岳から採火された

御神火が、市民が献灯する竹ぼんぼりの灯かりへと

受け継がれていきます。

 

 

宝暦の改革を進めた

藩主細川重賢(ほそかわしげかた)公の住まいは、

この花畑だったとのこと。

 

今では都会になった、この場所に

昔、たくさんの武士が生活していたかと思うと

この灯りが武士の魂のように思えて

なんとも言えない感動が溢れてきました。

 

 

この灯りには

家族の安全、夢の実現、恋の成就などの

それぞれの願い事が書いてあり、

それを見るだけでも楽しめます。

 

 

石垣の横に並んだ灯り。

なんか戦国時代の陣営に

武将が整列しているように見えました。

 

こういう演出もいいですね。

 

 

みなさまも

秋の熊本に遊びに行かれてみては

いかがでしょうか?

 

熊本では季節を通じて

お城まつりが開催されています。

詳しくは公式サイトにてどうぞ!

熊本お城まつり公式サイト

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