無双直伝英信流 宗家講習会 九州2011

2011年11月20 日(日)

熊本市にて、無双直伝英信流 宗家講習会が開催。

大阪より

正統第二十二代 池田宗家をお招きしました。

この「無双直伝英信流」は足利時代、

「林崎甚助」公が

山形県の林崎明神に祈願し

抜刀術の精妙を得られ、誕生した流派。

永禄年間の末期(1558~1570年)

と言いますので

約「440年」前。

ちなみに

永禄という時代は

 

永禄元年 尾張で豊臣秀吉が織田信長に仕える。

永禄3年 桶狭間の戦い。

永禄4年 第4次川中島の戦い。

永禄8年 三好三人衆と松永久秀が足利義輝を殺害

永禄11 年 織田信長が足利義昭を奉じて上洛

 

などのことが日本で行われていた時代。

その時代から現在まで

脈々と受け継がれてきた流派です。

440年・・・・

ここに集まる先生達の情熱が

この武士の歴史を支えていると思いました。

今回の講習会は「立膝」を教えていただきました。

「立膝」は、

鎧、甲冑(よろい、かっちゅう)を着用した際の技。

もともと「武者座り」と云われます。

 

ちなみに

 

実際に鎧、甲冑を着て

「立膝」で座ると

このような状態になります。

かなり身体が締め付けられ、座るのは簡単ではありません。

 

この技は

第九代宗家

「林六大夫守政」先生の頃、

江戸時代の中期に編成された技。

 

この重さを着て演武することを想定し、

また敵の攻撃も

頭の中でシュミレーションしながら演武します。

この「立膝」を

池田宗家から解りやすく、ご講義いただきます。

実際の敵を想定し、

何故

この身体の運用、刀の活用になるのか?

を解説していただきます。

池田宗家は

「スーパーコンピュータ」にも真似できない

無数にある技の「剣理、術理」を記憶。

 

「ミリ単位」の技の違いも正確に判断されます。

まさに修行によって完成した熟練の技。

80歳を過ぎ、現在も「居合道」を追い求める

池田宗家の情熱に多くの皆さんが刺激を受けています。

 

この日は

集まった先生達も熱心に稽古され、

充実した1日になりました。

池田宗家のあたたかいご指導のおかげで

九州地区全体で行われる今年の行事は

無事に終了。

とても充実した講習会になりました。

講習会を終え、

熊本駅まで池田宗家と若先生をお送りしました。

 

大阪から熊本まで

ご宗家に直接、お来しいただける有難さ。

 

池田宗家と若先生に

心より感謝いたしますと共に

本日、教えていただいた極意を

修行させていただきます。

本当にありがとうございました。

今後もご指導宜しくお願いいたします。

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