不二流体術 演武会(第十回)
あなたは
「刃物」を持った人に襲われたらどうしますか?
日本の「古武術」が、その答えの一つを教えます。
敵が攻撃をしかける瞬間、
そのわずかな「間」を狙い投げ倒す
「不二流体術」大嶋竜太郎 宗家のご演武 でした。
居合道に「受流し」という
相手が刀で斬ってくるものを刀で受け流すという技がありますが、
この場合、「短刀 対 素手」という状況。
迫力ある演武に感動し、さらに、
居合道の参考になりました。
2011年11月23日(祝)
福岡県護国神社にて
「不二流体術」の第十回演武会が開催されました。
「不二流体術」は
体術の名人と言われた井上鑑昭が、鎌倉時代より伝わる家伝の柔術と
平法学を基礎とし、全国の剣術、槍術、柔術などの道場を武者修行後に
一位流として合気武術を教授し始め、
その後、一位流から親和体道となり後に親英体道となりました。
そして
親和体道から名前をとり、親和会・代表として井上鑑昭の
代稽古を務めていたのが、不二流体術・開祖・古賀不二人氏でした。
古賀不二人氏は平成9年11月23日に89歳で永眠。
初代宗家古賀不二人師の命日を忘れぬために
不二流体術の皆様は
毎年11月23日に、福岡の護国神社にて演武会を行われています。
総合格闘技とは違う
突き・蹴り・投げ・固め・絞めといった
古来から伝わる日本伝統の体術技法を持ち
私達、居合道にも通じる伝統を感じました。
子供達の演武も素晴らしく
古来よりある体術の身体運用法により
大人を投げるほどの迫力に驚きました。
子供が身を守るために重要な
「逃げる」ことも護身術の一つです。
普段の稽古を通じて、心と身体を鍛える
子供達の姿に感動しました。
さらに「不二流体術」
大嶋宗家のご演武が続きます。
不二流体術の動きは「力」と呼ばれるものを
必要とせず、合気道や柔道とも異なる独自の技。
ルール不在の中で行われていくというのが前提にあり、
常に相手との真剣勝負が求められます。
約2時間、
貴重な演武会を見学させていただきました。
投げ技だけでなく、木刀での演武も拝見し
居合道の修行にも参考になりました。
本日は、
不二流体術の皆様、
大嶋宗家に感謝いたします。
本当にありがとうございました。
今後も宜しくお願いいたします。
不二流体術公式ホームページ
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