肥後古流(秋季大会2011)後編

 

 

茶道・肥後古流・

秋季大会が行われた熊本市の

立田自然公園は、

 

肥後藩主・細川家の菩提寺

泰勝寺(たいしょうじ)跡です。

 

 

 

細川家初代、

幽斎・藤孝(ふじたか)公夫妻と

二代目忠興(ただおき)公と

ガラシャ夫人の墓

 

「四つ御廟(ごびょう)」があります。

 

 

 

その立田自然公園の庭で

 

肥後古流の

野点が開催されました。

 

 

 

こちらは

肥後古流・小堀家の皆様が

行う野点会場。

 

 

 

 

洗練されたデザインは、

小堀家の紋「重笠」。

 

小堀家は藤原氏の末流で、

俵藤太秀郷より出、

その発祥の地は

近江の国・小堀の里(滋賀県長浜市)。

 

 

 

丹後細川忠興公に仕えた

小堀大炊助翁の子、長左衛門翁を

 

肥後小堀家の初代とし、

そして、二代長斎翁が

慶安四年(1651)に

熊本藩茶道役となって以来、

 

代々、肥後古流の文化を

受け継いでいらっしゃいます。

 

 

 

以前、小堀宗家に頂いた

「小堀富夫先生」著の

「翠滴の記」を読ませていただき、

その中で紹介されていました。

 

肥後古流の歴史だけでなく、

熊本の文化や歴史を

貴重な写真とともに

学ぶことができる素晴らしい本です。

 

 

 

 

こちらでは茶会に参加する皆様が

集まっていました。

 

 

 

 

私も参加させていただきました。

 

 

 

 

そして、いよいよ

茶会が始まります。

 

 

 

 

道具にも礼をする心。

日本人の美しさ。

 

 

 

肥後古流の美しさに

引き込まれます。

そこに言葉はいりません。

 

 

 

 

私もいただきました。

野点で飲む

「お茶」って本当に美味しいですね。

 

 

 

 

晴天に恵まれましたので

気候もよく、

美しい花も咲き

とてもいいお茶会でした。

 

 

 

そして会場を移します。

 

別の会場では

同じく肥後古流「的々社」の皆様の

茶会が開催されています。

 

 

 

こちらは初代・

古市宗庵から伝わった肥後古流で

維新後、

武田家に受け継がれた

「的々社」の野点。

 

多くの方々が集まっています。

 

 

 

自然の中で美しい茶会。

武士もこのように

茶を飲んだのでしょうか?

 

そんなことを考えると

ますます

肥後古流の美学に惹かれます。

 

 

 

 

細川忠興公、忠利公が

利休居士の想いを受け継ぎ、

残した肥後古流の文化。

 

今回の秋季大会に参加させていただき

あらためて「肥後古流の美」に感動しました。

 

そして

肥後古流の皆様に

感謝する一日になりました。

 

肥後古流については

肥後古流・白水会様の公式サイトを

ご覧下さい!

肥後古流・白水会公式サイトはこちら

 

※立田自然公園へのアクセス

■住所:〒860-0862 熊本市黒髪4-610
■電話番号:(096)344-6753
■FAX番号:(096)351-2182
■料金:高校生以上200円、小・中学生100円 30人以上の団体2割引
■営業時間:8時30分~17時00分(入園は16時30分まで)
■休日:12月29日~12月31日
■駐車場情報:30台駐車可能 無料
■特記事項:
大型バスでの訪問は道が狭い場所があるため困難

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