座右の銘(武士の言葉その5)
いつの時代も
厳しい時代を生き残るために必要な人間は、
頭の良い人間ではありません。
生き残ることができる人間とは
変化ができる人間です。
水のように蒸気となり雲となり雨となり
雪と変じ霰と化す
現在の日本人に今こそ必要な武士の言葉をご紹介します。
水五訓~黒田如水
●水五訓(水五則)
一つ、自ら活動して他を動かしむるは水なり
一つ、障害にあい激しくその勢力を百倍し得るは水なり
一つ、常に己の進路を求めて止まざるは水なり
一つ、自ら潔うして他の汚れを洗い清濁併せ容るるは水なり
一つ、洋々として大洋を充たし発しては蒸気となり雲となり雨となり
雪と変じ霰と化し疑っては玲瓏たる鏡となりたえるも其性を
失わざるは水なり
この水五訓は豊臣秀吉の知恵袋と言われた
黒田官兵衛(黒田如水)の教えです。
名文である。水五則ともいわれ、
「水」の部分を「人」に置き換えても意味の通じる教訓となります。
幕末、アメリカから黒船が来た時に
昔ながらの刀で黒船と戦おうとした人間は消え
黒船を自分達で操縦しようと考えた人間が生き残りました。
幕末の武士のように時代に合わせて変化ができる人間が
現在の日本に求められているのではないでしょうか?
もちろん変わってはいけないものもありますが、
苦しい今の日本だからこそ黒田如水の言葉について
考えてみるのが大事なのだと思います。
水のように柔軟に変化できる発想を持ち、
未来に向かって進みたいと思いました。
※画像:如水居士画像(崇福寺蔵)
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