誠心館フランス分館（アトリエ編）

 

いよいよ

 

「誠心館フランス分館」での練習の日です。

 

宿泊したホテル・ロビーでの太田先生。

フランスでこの姿。

かっこいいですね。

 

 

そして

誠心館フランス分館の稽古場へ

 

 

場所は、バスティーユから程近い１２区にあります。

 

 

到着が早かったためにまだ開いてなく、近くのカフェで一杯

 

 

どんな所で練習をしているのかと言うと
なんと芸術家の人たちのアトリエ。

 

 

たくさんのフライヤーや

芸術家達の製作中の作品がならび、

 

ここが「芸術の都」であることを感じさせます。

 

 

私達、

無双直伝英信流　第20代宗家

河野百錬先生の言葉によると

 

「人生は芸術也　と云う言葉がある

我々の行ずる武道はもとより、絵画、彫刻、書道

華道、茶道、舞踊・等々の

人間の一切のイトナミの表れは、すべて芸術と信ずる。」

 

岩田・九州地区会長が

いつもおっしゃる事もこれに通じます。

 

そんな芸術を愛するフランス・パリのアトリエで

「居合道」を稽古するなんて素晴らしいなと思います。

 

 

ちなみに

この部屋は元もと芸術家が作品を展示する

ギャラリーのような場所とのこと。

パリには道場などというものはもちろん少なく、

刀を振るに十分な空間を借りるというのも一苦労のようです。

 

しかしながら、

四方を真っ白な壁に仕切られた空間は稽古に集中でき、

時間や場所の感覚を完全に忘れさせてくれたそうです。

 

 

無双直伝英信流・範士九段・太田誠二先生。

40年近く居合道と共に生き、

まさかフランスに弟子ができるとは

考えてもいなかったでしょう。

 

それもイライザ剣士との「ご縁」、

熊本での長年の稽古による心の交流がきっかけ。

本当にイライザさんに感謝しています。

 

 

手前からアレックス初段、奥がアラン初段。

アランさんは自分で甲冑を作成するほどの日本好きで、

完成写真を見せてもらった

ものづくりが得意な博文剣士が見ても

すばらしい出来栄えだったとのこと。

 

これは、見てみたいし、話が合いそうですね。

 

 

この日は他の道場のロイックさんと

ジョージさんウズメさんも合同で練習に参加。

 

皆さんよく稽古されているようで、日本人に負けない

剣に対する情熱を感じますね。

 

 

ジョージさんは、めずらしい車椅子の剣士。

 

最初はどのようにして技をするのか疑問でしたが、

私も先生達が撮影してきたビデオを見せていただいて

演武を拝見したんですが

 

正座や立ち技も自分なりのアレンジで上手にこなしていました。

 

この固定概念にとらわれず、決められた技を自分なりに解釈、

工夫し自分のモノにするというのは素晴らしい。

 

車椅子の方が居合道を楽しむという新しい道を

ジョージさんに教えていただきました。

 

 

そして稽古終了後は

皆さんの行きつけの店で楽しくディナー。

 

 

全然日本食が恋しくならないくらい毎日ご馳走だったとのこと。

 

ちなみに

喫煙者の先生はフランスでの喫煙事情が心配でしたが、

 

 

結構こちらは皆スパスパ吸っていたとのこと。