座右の銘(武士の言葉その31 )
為せば成る
為さねば成らぬ何事も
成らぬは人の為さぬなりけり
上杉鷹山
たとえば・・・
子供達に剣道を教える時、
先生が同じ目線に立って
一緒に行動することで
成長することがあります。
子供だからと言っても
しっかりとした
一人の人間として
大人の行動を冷静に見ているので
行動がともなわない大人を
子供はすぐ見抜きます。
これは子供だけの話しではなく、
大人でも同じで
例えば、
関ヶ原の戦いで
表向きは様々な理屈があっても
本質は
「徳川」対「豊臣」の戦いであり、
石田三成が先頭にたって
他の武将に指示をしても
豊臣秀頼が前線に立っていなければ
家臣の士気は高まりません。
一方、徳川家康は
家康自ら前線にたっているので
家臣の士気は高まります。
これは大阪の陣でも同じで
秀頼が安全な場所にいて
家臣に戦ってこい!と言っても
なかなか
モチベーションが上がらなかった
のではないかと思います。
そこで
今回のテーマ
上杉鷹山 公ですが
彼が今でも多くの人々に愛され
あのアメリカ元大統領
ジョン・F ・ケネディが
最も尊敬する日本人政治家として
選んだのは
トップ自ら、
家臣と同じ目線にたって
貧しい暮らしにも耐え、
実際に行動し
米沢藩の財政を立て直したから
ではないでしょうか。
上杉鷹山(上杉治憲)公は、
江戸時代中期の大名にして
出羽国米沢藩の第9代藩主で
領地返上前の米沢藩建て直しに
成功した江戸時代屈指の名君です。
「為せば成る為さねば成らぬ何事も
成らぬは人の為さぬなりけり」
この言葉は
「やろうと思えば何でもできる。
できないのはやろうと思わないからだ。
やろうとすることは他人のためではなく、
自分のためになる」という
深い意味合いが含まれていますが
何よりも凄いのは
上杉鷹山公が先頭にたって
行動を続けたことだと思います。
行動量は、エネルギーの量に比例します。
成果を出すには多くの行動が必要になりますが
行動するにはエネルギーが必要になります。
そのエネルギーの源は
トップが先頭にたって
チームの一員として戦っているという
行動力です。
上杉鷹山 公の
行動力を見習って
ぜひ、皆様の目標を達成して
いただければ幸いです。
為せば成る
為さねば成らぬ何事も
成らぬは人の為さぬなりけり
上杉鷹山
資料:上杉神社所蔵 上杉鷹山肖像画
wikipedia 上杉鷹山
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