鍛冶工人の円墳か

 

本日の西日本新聞(2012年6月6日)に

面白い記事が掲載されていましたので

ご紹介いたします。

 

以下:西日本新聞より

 

鍛冶工人の円墳か

5世紀前半 今宿古墳群周辺で発見

鉄鉗(かなはし)などの副葬品も出土

 

福岡市は5日、西区徳永の

今宿古墳群周辺の発掘調査で、

5世紀前半の鍛冶工人のものとみられる

円墳(直径10メートル)が見つかったと発表した。

 

 

※写真は円墳から出土した鉄鉗(かなはし)の

エックス線写真(福岡市提供)

 

石室から、熱した鉄をはさむ鍛冶具「鉄鉗(かなはし)

長さ約50センチ」などが出土していることから、

同市は、鉄の生産・加工を掌握していた首長の元で

鉄器生産に携わった人物が埋葬されたとみている。

 

市埋蔵文化財調査課によると、鍛冶工人のものとみられる

古墳は元岡古墳(西区)などでも出土しているが

長さ約50センチの大型の鉄鉗が見つかるのは

珍しいという。

 

今宿古墳群がある今宿平野では、

4 ~6世紀の前方後円墳を含む約500基の古墳が

確認されている。今回見つかった円墳からは、

鉄鉗のほか木材の表面を削る「やりがんな」や

大刀なども出土。

 

約1キロ西の前方後円墳・丸隈山古墳(全長約85メートル)

と同時期に造られたとみられ、同課は

「丸隈山古墳に埋葬された首長に仕えた

鍛冶工人の墓の可能性がある」としている

 

 

9日午前10時〜午後1時に現地説明会を開催。

JR筑肥線九大学研都市駅南口から徒歩7分。

周囲の前方後円墳も一般公開する。

 

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