不動智神妙録2(不動明王の教え)
宮本武蔵、
伊達政宗、
朝倉義景、
浅井長政の守護神。
それが不動明王(ふどうみょうおう)です。
密教の根本尊である大日如来の化身で
アジアの仏教圏の中でも
特に日本で根強い信仰を得ている神様。
今日はその「不動明王の教え」について
沢庵和尚の「不動智神妙録」から学びます。
諸仏不動智(しょぶつふどうち)という言葉があります。
不動は動かないこと。
智は知恵。
動かないと言っても、
石や木のように全く動かないというのではなく
心は四方八方、右左と自由に動きながら
一つの物、一つの事に決してとらわれないのが
不動智です。
右手に剣を握り、左手に縄を持ち、歯をむき出し眼を怒らし
仏法を妨げようとする悪魔をとり抑えようと
立っているとされている不動明王。
この不動明王は、仏法を守護するものとして
姿、顔、形を作っていますが
実は、「不動智」を体現したものとして
「不動智」の姿を人々に見せているのです。
何もわからない人間は
この姿に恐れ、仏法を妨げることなどしないと思うのですが
悟りに近づいた人は
「不動智」をはっきりと知って、一切の迷いを晴らすのです。
つまり、あなたでも
不動明王ほどに
「不動智」を自分自身のものにすることができれば
どんな悪魔にも負けることはないと
不動明王の姿は言ってるのです。
参考:不動智神妙録 沢庵宗彭
沢庵 沢庵 不動智神妙録 池田論訳
Wikipedia
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