刀剣『延寿國村』里帰り神事(平成30年)

 

遂に あの

延寿(えんじゅ)鍛冶の祖である

延寿太郎國村の刀が

 

約800年の時を超え、

この場所に帰ってきた・・・

 

 

平成30年(2018年)

 

4月30日(月)

熊本県菊池市西寺の

菊池八坂神社

(延寿太郎屋敷跡)にて

 

刀剣『延寿國村』里帰り神事

が開催されました。

 

お陰様で、

 

菊池神社・歴史館にて開催中の

『第二回

菊池一族と延寿鍛冶展』には

 

菊池市内は元より、県内外、

遠くは関東地域からも多くの

お客様にご来場いただき、

 

大いに盛り上がっております。

 

 

 

さて、この程、

 

延寿鍛冶の初代である

延寿國村が作製した刀剣が

 

公益財団法人

日本美術刀剣保存協会様に

認定され、

 

当 延寿鍛冶展にて展示する

運びとなりました。

 

 

 

そこで

 

その「延寿太郎國村」の

屋敷跡である

菊池八坂神社にて

神事を行うことになり、

 

北宮阿蘇神社の宮司様、

菊池市西寺地区の皆様、

 

熊本県の刀剣や居合道関係の

多くの皆様に

お集まりいただきました。

 

 

 

まずは

菊池一族まつり実行委員会の

川口委員長のご挨拶

 

 

 

 

 

また、菊池市副市長、

県議会議員の皆様など

多くの来賓の方々に

 

素晴らしい

ご挨拶をいただきました。

 

心より感謝いたします。

 

 

 

延寿國村の刀剣は

鎌倉時代に

 

ここ「菊池市西寺」にて

鍛刀(たんとう)された

非常に貴重なものであり、

 

約800年の時を超えての

菊池への里帰りとなります。

 

延寿國村の延寿刀が

 

「延寿鍛冶展」の開催期間中に

認定されるという、めぐり合わせに

何かを感じずにはいられません。

 

 

 

延寿は鎌倉時代の刀匠

来国俊の流れを汲む名刀工で、

 

延寿が刀鍛冶の本拠地を

定めるにあたっては、

 

砂鉄の採取

それと用水並びに

製鉄に適した立地であり、

交通の便がよく、

 

菊池氏との緊密な

連携がとれる所など、

いろいろな条件が必要でした。

 

その最高の条件が揃った場所が

ここ「菊池市西寺」だったのです。

 

京都の都「山城」の国から

西下し、来住した時期については

詳らかではありませんが、

 

文永七年(1270年)

十代 菊池武房公の頃と云われ、

 

八坂神社境内に居を構え

下西寺を刀工村として、

 

二百数十年間 菊池一族と共に

活躍してきました。

 

菊池氏十代 菊池武房公 東福寺所蔵より

 

しかし、菊池家の衰運と滅亡は、

延寿一族や刀工村にも

大きな打撃を与え、

一族も四散しました。

 

 

 

 

あれから800年経った今でも、

 

この井戸からは

錆びた古い刀が出ると言われ、

 

まさに、この場所にて

延寿鍛冶が鍛刀していたことを

物語っています。

 

 

肥後国志によると

延寿鍛冶は

下西寺に在住して

 

「弘村が菊池延寿・

国村が延寿太郎と号した」

となっており、

菊池市の保護を受けていたことや、

 

更には

京の都から西下したこともあって

 

地元では自然と

彼らの墓と伝えられる

五輪塔が

 

「左京・右京の墓」と

言われるようになりました。

 

その墓に

今回は

 

献花台が用意され

延寿鍛冶の霊に祈りを捧げます。

 

 

これが・・・

左京・右京の墓。

 

 

地元「西寺地区」の皆様が

延寿鍛冶に感謝の想いを

伝えます。

 

 

感動の瞬間でした・・・

 

 

この場所で

あの芸術的な延寿刀を鍛えた

職人集団がいたこと。

 

その刀を

 

800年の時を超えた今でも

私達が見ることができることに

あらためて感謝。

 

 

写真:熊本県

重要文化財指定第一号(工芸)延寿国時

撮影:井上啓    ディレクション:太田光柾

 

神事を終え、関係者全員で

献花をさせていただきました。

 

 

そして・・・

 

今回、

里帰りした

延寿太郎国村の刀を

 

平成30年

5月6日(日)まで開催中の

「菊池一族と延寿鍛冶展」にて

展示いたします。

 

 

会場は

菊池神社・歴史館

住所:菊池市隈府1257

開館時間:9:00〜17:00 年中無休

 

詳しくは

菊池一族と延寿鍛冶公式サイトへ

 

 

実は、昔

四月には、この墓前にて

巻物祭りが行われていたとのこと。

 

偶然なのですが

延寿展の開催時期が四月、

そして、今回の刀が

菊池に現れたのも四月と

偶然が重なり、

 

延寿刀によって

生まれた奇跡を感じました。

 

そして

 

あらためて

地元の歴史や文化を

大切にすることの重要さを

実感する一日になりました。

 

 

 

これも 西寺地区、

菊池観光協会、菊池市、

菊池市教育委員会の皆様と

多くの関係者の皆様のおかげです。

 

本日は

ありがとうございました。

 

 

 

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