椎茸と信長

 

 

今年は 秋が来ないのでは・・・

 

と思うほど暑すぎた夏が

ようやく和らぎ、いよいよ秋です!

 

やっと

実りのシーズンが到来しましたね。

 

本日は、そんな秋を代表する食材

「シイタケ」をご紹介いたします。

 

夏に疲れた胃腸を優しく中から

整えてくれる野菜として、

シイタケは日本人の間で古くから

食べられてきました。

 

ちなみに

シイタケの原産は日本と中国で

日本では室町時代には

食べられていたそうです。

 

 

戦国時代には

「織田信長」が食べたレシピに

シイタケが記録され、彼は

煮付けにして食べたようです。

 

信長は、全体的に

塩辛く味つけしたものを

好んだようで、

 

公家風の味つけで

薄味の料理を出した料理人が

首をはねられそうになったとか。

 

料理を作って殺されたら

たまったもんじゃありませんよね。

 

 

しかし、当時、

武士にとっての「食」は

「生命」そのものだったのしょう。

 

食は

エネルギーの源ですし、

現代のように

豊富に食べ物があったわけじゃない。

 

戦うために

運動するためには

食こそが「武器」。

 

また、

戦国時代の武士は

運動量が半端ではありません。

 

過酷な合戦は、

「生きるか死ぬか」でしたから

 

発汗によって失われる

塩分が武士には重要だったと

考えられます。

 

 

現代人が塩分を取りすぎると

のどが渇き、血圧が上がり、むくむ。

 

それに

高血圧症、

腎臓疾患、

不整脈や心疾患など

 

様々な病気の原因になると

言われますが、

 

そもそも

戦国時代の武士の運動量は

現代人とは違うので

 

彼らの食事には

塩分が必要だったのでは

ないでしょうか。

 

 

どれだけ走ったり、歩いたり

したんでしょうね・・・

汗の量も半端じゃなさそうです。

 

さて、「シイタケ」についてですが

 

信長は肉厚のシイタケを

たれと味噌と砂糖で甘辛く煮詰め、

シイタケは乾燥したものを使用

したそうです。

 

それを「塩増量」って感じで

味付けしたのでしょうが・・・

 

信長もシイタケの栄養を

認めていたのでしょうね。

 

実はこの「シイタケ」を含め、

キノコ類に共通するのは

その豊富な食物繊維。

 

水溶性と不容性の

食物繊維がある中でも、

 

キノコ類に含まれる食物繊維の

多くは不溶性のため、

大腸の働きを促すので、

便秘の解消や予防に効果がある

と言われています。

 

 

また、胃腸の働きを促すので

戦いで疲れたり、弱った胃腸にも

シイタケは効果があったのですね。

 

選び方のポイントは

カサにハリがあり、シミのない

薄茶色のもの。

 

カサの裏のヒダを確認し、

薄く白い膜のあるものが

良いとのことです。

 

軸は太く短いものが良品。

 

 

乱世を生き抜いた武士たちが

食べていた食材には

現代人にも必要な栄養が

豊富に含まれています。

 

みなさんも

食をひとつの武器として

楽しんでみてはいかがでしょうか?

 

 

資料:知っておきたい野菜の基本

えい出版

武士のメシ 永山久夫氏 著 宝島社

 

 

 

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