城下町くまもと時代絵巻2013

 

熊本城に「清正公」が

甦ったような気持ちになりました。

 

 

2013年4月7日(日)

熊本市において「城下町くまもと時代絵巻2013」が開催。

 

昨年3月、「九州新幹線全線開業1周年」と

熊本市の「政令指定都市移行」を記念して

初めて開催されたこの「城下町くまもと時代絵巻」は、

 

なんと

観客動員約「20万人」という数で盛り上がり、

 

今年も

ふるさとの熊本を大いに盛り上げようと

再び開催されることになりました。

 

 

天気は晴れ〜曇り、一度、少し雨が降りましたが

最後は、晴れて良かったですね。

 

実施日は4月6日(土)、7日(日)の二日間。

熊本市の春のお城まつりと連動しています。

 

この「城下町くまもと時代絵巻2013」は、

 

熊本城築城から現在に至るまでの400余年の時の流れを

パレード形式の「時代絵巻」に仕立て、

個性豊かで多彩な魅力にあふれる城下町くまもとを

盛り上げる祭です。

 

メイン会場は、熊本の街と、もちろん「熊本城」です。

 

 

ちなみに

こちらは、熊本城にあります「桜の馬場 城彩苑」。

 

この中にあります

 

「お菓子の香梅・香梅庵さん」にて

太田光柾「肥後鐔の世界と武士道美術展」が開催中です。

 

熊本城にお越しの際は、ぜひ

「お菓子の香梅さん」にお立寄くださいね。

 

 

さて、

パレードの皆様は

熊本市内のほうから歩いて来られますので

少し時間があります。

 

祭の前に少しだけ、

熊本城を散策してみましょう。

 

 

こちらは熊本城の上から撮影したもの。

 

 

白と黒のコントラストが渋い。

 

 

そびえ立つ武者返し。

戦闘のために計算された石垣です。

 

 

 

さあ、

 

いよいよ

 

時間になりました。

 

「城下町くまもと時代絵巻」が

 

今年も始まります。

 

 

1562年

 

尾張中村で誕生した加藤清正公は

戦国時代が終焉に向かう頃から

江戸時代初期にかけて活躍しました。

 

豊臣秀吉子飼いの武将として各地を転戦し、

1588年に27歳の若さで肥後半国の大名に抜擢され、

 

関ヶ原の合戦後には肥後の大半を治めるに至ります。

 

 

熊本を拠点に定めた清正公は

 

熊本城を築いて城下町を整備し、

各地で新田開発に乗り出したと言われ、

 

洪水で大きな死者を出していた熊本の街を

河川改修を行い住みやすい街に改革。

また、

熊本の歴史や文化に大きな影響を与えました。

 

生誕から450年以上もたった今でも

熊本の人達から「清正公(せいしょこ)さん」と

呼ばれ愛され続けている「加藤清正公」。

 

そんな清正公が見守る中で

熊本の市民の皆様の祭

「城下町くまもと時代絵巻2013」が始まります。

 

 

まずは横井小楠や夏目漱石ら熊本ゆかりの群像の列隊が

熊本駅から町屋が残る城下町界隈、

 

そして熊本城までのコースを練り歩きます。

 

 

そして
近づいてくるのは

 

 

我らが「誠心館道場」の山内五段。

 

 

かっこいいですね。

 

昨年の全日本居合道連盟・全国大会にて

個人戦・五段の部で

「居合道・日本一」になられた山内さん。

 

春日校区を代表して参加されています。

 

ちなみに「春日」とは、肥後鐔で有名な

「林家」の住んでいた場所で

林家の流派を別名「春日派」と言います。

 

 

坪井と並び、

熊本の「武士の芸術」を育てた場所ですね。

 

 

山内さんありがとうございました。

関係者の皆様にも感謝いたします。

 

 

そして、着物姿の素敵な女性達が

歩いてまいりました。

 

警備にあたる熊本城スタッフの皆様のジャケットも

「武士モード」。

 

 

すると

 

大きな歓声。

 

むこうからやって来たのは武士の軍団。

 

 

甲冑武者隊は

 

加藤清正公と

陸上自衛隊第8師団の隊員に加え、

 

全国から一般公募で集まった皆様。

 

総勢200人の勇壮な行軍をお披露目です。

 

 

鎧の音。

 

砂利を踏みしめる音。

 

その数が200人になると凄い迫力。

 

 

 

そしていよいよ

熊本城に入る甲冑武者。

 

スケールの大きい熊本城に

甲冑姿の武士が集結すると

 

まさに「戦国時代」にタイムスリップした感覚。

 

かつて「黒澤明」監督が

「影武者」のロケ地に選んだのが

 

この「熊本城」でした。

 

 

そして

 

いよいよ清正公の登場です。

 

 

 

熊本城と清正公

 

そして二の丸へと向かいます。

 

 

 

写真をお願いします!と観光客の皆様。

 

 

こちらにも全国から集まった観光客のみなさん。

 

カメラ撮影をメインに集まった方達は、

 

ぜひ、誘導スタッフの皆様も

着物を着てほしいと言っていました(笑)

 

武将を撮影する時に、スーツ姿の人が映ると

絵にならないからでしょうね。

 

 

まるで戦国時代。

 

武士の時代にタイムスリップしたようです。

 

 

熊本県、熊本市、熊本県警をはじめ

多くの皆様の支援により開催された

「城下町くまもと時代絵巻2013」。

 

いつもと違う熊本城の雰囲気で

とても素晴らしい祭でした。

 

今後も

春の熊本を彩る風物詩となることでしょう。

 

関係者の皆様に心より感謝いたします。

 

城下町くまもと時代絵巻公式サイトはこちら

 

 

 

資料:城下町くまもと時代絵巻公式サイト

永青文庫、熊本県立美術館 加藤清正 生誕450年記念展図録。

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2 Comments »

 
  • 山内壽隆 より:

    貴重な経験を写真で記録できる幸運を有難く思います。熊本までおいで頂きましてブログに掲載してもらい感謝いたしております 隣のご婦人は同じ町内で民生・児童委員の会長をされておられる方でお世話になっております 写真も印画紙にプリントアウトして差し上げました 大変喜んでおられました 居合も今年は6段の昇段試験もあります また全国大会に向けた練習も一段と熱を帯びてきています 今後ともご指導ご鞭撻なにとぞよろしくお願いいたします

    • 山内様
      ありがとうございます。
      とてもかっこ良かったです!

      普段から居合道で袴姿になっておられるので
      武士の時代にタイムスリップしたように
      お似合いでした。
      撮影できて本当に良かったです。

      5月の昇段も頑張ってください。
      太田

 

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